良く作らせてもらうA4判縦の判型で基本的なチラシの構成を見てみましょう。
サイズが変わると構成も多少変わりますが概ね同じです。まずは基本的なチラシのルールについてご説明します。
お客様の視線は 上 から 下 に向かって流れていきます。
横並びだと 左 から 右 へと読まれます。
画像 があると見てもらえます。 気に入ってもらえると印象が良くなります。
長い文章はあまり読まれません。 伝える内容は 短く書く 必要があります。
伝えたいメッセージは 色や大きさ で目立せないと記憶に残りません。
目立たせるためには 周囲の余白 が大きく関わります。
お客様に動いてもらうために 電話番号 や ホームページのQRコード が必要です
こうした基本的なルールから逸脱しなければチラシとしては成り立ちます。ただ、ルールがまもられているからといって「良いチラシ」とは限りません。考え方やお客様を捉える画像・コピーが書かれているかがポイントになります。
チラシの構想
例えば「春の新生活フェア」を考えたとします。実質的にフェアは拡売を目指しますから、言い換えると、
●新生活を始める人が必要な商品を売りたい
ということです。
次に何を考えるかと言うと、お店を利用してくれそうな引っ越し客ってどんな人なんだろうという想定です
●大学が近いから学生さん
という風にターゲットを決めます
次にターゲットがどのような心境なのかを想定します。不安、希望、高揚感などが考えられますよね
●やはり希望に満ちた新生活を応援しますが受けるだろう
●春らしい柔らかな感じで行こう
という風に方針を決めます
これが言わるコンセプトというやつです。ターゲット・方針(コンセプト)が決まったらデザイナーと相談です。もしくは江坂広告であればチラシをやりたいとおっしゃっていただければこの構想部分は一緒にお作りできます。
※構想の費用はチラシ作成費に含まれます
A4判だとまず周囲に5mm〜1cmぐらいの余白を想定します。写真や背景を除いて他の要素はここからはみ出させません。
縦置きの場合、上半分または3分の1にキービジュアルを仮置きします。キービジュアルはチラシを読み進めてもらえるかどうかの重要な要素なので慎重にチラシのコンセプト・目的に合っている画像を選びます。
ぴったりのキービジュアルが見つかったらキービジュアルに合う背景色を考えておきます。
次にタイトル・キャッチコピーなどを配置していきます。文字を斜めにするのか水平に置くのか、縦書きにするのかはデザインによって異なります。キービジュアルと併せて、伝えたいメッセージがちゃんと目立つかどうかを考えながら配置を行います。
訴求する内容によってはキービジュアルを小さくして文字が主役になるときもあります。
次にチラシのボディを作っていきます。
チラシで伝える必要な要素を考えます。内容がイベント説明なんかやと補足説明、商品販売なら商品写真と説明文などの要素を配置。
要素が置けたら背景色となる四角形を描いて、キービジュアルに合わせて色を少しずつ変えながら目的のイメージになるかどうかを見ていきます。
もし、背景色とキービジュアルがあっているのに全体的にしっくり来なかったら配置したオブジェクトの色・文字色・フォントなども合わないなぁと思ったら再検討することもありますがまぁ稀です。
ディティールのデザインも大事なんですけども、全体のまとまり・バランスの方が優先です。
チラシの下5〜6cmの高さをとって、お客様にして欲しい行動につながる要素を置きます。
デザインとしてはホームページのフッターのように上に罫線を入れたり背景色を変えたりしてインフォメーションとわからせるようにします。
ホームページを見て欲しいならQRコード、電話をかけて欲しいなら電話番号はここに掲載します。電話かけて欲しいときには「電話アイコン」などを置くと電話の方が多くなりますのでイメージづけは大切です。
お店のチラシなら地図も入れましょう。ロゴ・店名・営業時間(電話の受付時間にもなる)なども忘れずに掲載していきます。
公式LINEがあるときは「友だち登録のQRコード」も載せましょう。ただしホームページのQRと間違われないようにLINEのQRコードはあの「緑」にすればいいと思います。
チラシをお考えならぜひ、提案させてください ご提案までは無料です