一番伝えたいメッセージのイメージを僕は広告の「主役」と呼んでいます。
主役は伝えたいメッセージによって変わります。例えばセールの場合でも「びっくりするほどお得」と言いたいのか「早い者勝ち」だと言いたいのかで主役は変わります。
次の写真を見てください
もし、「びっくりするほどお得」と言いたいのであればこの画像がおすすめです。
メガホンを持ってアナウンスする女性よりも「びっくりする表情」の方が伝えたいメッセージである「お得」を表すことができます。
もし「早い者勝ち」だと言いたいのであればこの画像の方がアクティブでいいと思います。
何よりも、買い物を済ませて紙袋を肩に背負ってますから急がなければ商品がなくなるかもねということを暗に示すことができます。
選んだ写真が「カッコいいのか、そうでないのか」の判断は見る人のセンスの問題です。
しかしデザイナーが考えるべきは自分がカッコいいと思うことも大切ですが、それ以上に「広告を見てくれるお客様に正しくメッセージが伝わるかどうか」です。
もちろん「カッコよくて伝わる写真がベスト」ですが、どれだけベタでカッコよくなくても「お客様に伝わりやすい」と思うならそういう画像を選ぶべきです。