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営業物語 7 キーマンを捉えろ

キーマンイメージ画像
写真はイメージです

時代の変化の中で僕は「大人の事情」で役員を退き、

それまでのしがらみとは別の全く新しいことを始めた。

 

 Illustrator・Photoshopの講師である。

 

その後で今のチラシ屋さんを始めることになるのだが

もちろん「お客様」は0(ゼロ)だ。

一人だから効率を高めるために営業範囲を地域限定に決めて

地元の商工会議所に加盟した。

 

というところまでは普通だが、ここからがポイントである

しっかりキーマンを見つけてアプローチしたのだ

 

(1)交流会でみんなが挨拶に行く人を見つける

 ※そういう人は大抵キーマンだ

 

(2)ちゃんとご挨拶に行って名刺交換をしていただく

 ※相手が役職者でこちらが新参者でも名刺交換では対等だ

 

(3)名刺交換した翌朝、9:00に電話をする

 

「昨日の交流会でお名刺交換を頂きました加藤でございます

 朝早くからすみません。

 一度お会いして私共のビジネスについて

 お話をさせていただきたいのですが

 お時間を頂戴できますでしょうか」

 

こうすればほぼ確実にアポイントは取れる。

逆に言えば、これでアポイントが取れない人は

急いで付き合わなくていい。

今のところ「こちらのことなど全く眼中にない」からだ。

 

1日経つと先方の記憶は薄れて

よほど強烈な印象がない限り「あなたは誰だ」状態になる。

だからアポイントを得るには「翌朝一番」がお勧めだ

 

さて、キーマンとはどういう人か。

その人は決裁権限を持っていて

「うん」とさえ言えば仕事が進む人のことだ。

決裁するために、いろいろな情報をお持ちだ。

バイタリティもあるので人間的にも面白い

 

その人とつながることでビジネスは広がるのだ

 

繋がった後は定期的に会って

自分が仕入れてきた情報を「お土産」として提供する。

一番簡単な情報の「お土産」はビジネスの話で

直近の成約事例をお話すればいい。

「受注した理由」から「納品経緯」「お客様の反応」までを

コンパクトに!。

 

すると相手が持たれている情報が自動的に「返礼」で

いただけるようになる。

そして、時にはお客様も紹介してくださる

 

もちろん、数を当たる営業も重要だけど

情報による「確度の高い営業」スタイルが取れるようになるのだ