なんでもAmazonの時代に
皆様もうお気づきのように、なんでもネットで買い物をする。それが当たり前の時代になりました。地域の小売店にとっては多くのお客様をネットに奪われています。
しかし今のお客様が、全く地域のお店でモノを買わないのかと言えば、そんなことはありません。ただ、ふらりと訪れるということは確かに減っています。この状況の中で集客するにはどうすればいいのかを考えてみるのがこの連載です。
お客様のことを考えみましょう。ご自身が買い物をされる時のことをお考えいただければ結構です。
お客様は商品を買いたいと思ったらまず最初にすることは「ネット検索」です。スマホでサクッと検索しちゃいます。
商品が見つかったら下手をするとワンクリックで購入できます。本来、お店で買ってもらえたはずのビジネスチャンスが一瞬にして奪われる瞬間です。
物は安いし、翌日には宅配で届けられるし、僅かですかポイント還元されて至れり尽くせりです。まさにお買い物はなんでもAmazonの時代になったと言えます。
この圧倒的なネット通販の前に地域の小売店が真っ向から勝負を挑むことは多分、無謀と言えるでしょう。
でも私は地域の小売店はホームページを使えば生き残れる手があると思っています。このなんでもAmazonの時代で生き残るためには 真っ向勝負を挑むのではなく 戦うフィールドを変える それが江坂広告の提案です。
お店の選び方が変わった
今のお客様が、全く地域のお店でモノを買わないのかと言えば、そんなことはありません。
みなさん、コンビニにはふらりと訪れますよね。理由は何でしょうか。自分がイメージするビールやお菓子・弁当など大抵の物が揃っていると知っているからです。
食品を買いにスーパーにも行きますよね。これも同じです。野菜はここに売っていて、肉はここで・・・という具合によく行くスーパーのレイアウトは頭の中にインプットされています。
しかし地域の小売店に行くとなるとどうでしょうか?
商品を買いに行くお客様の立場で想像してみてください。
店構えの小さな店に、一見客としてふらりと訪れるのは敷居が高い。なぜなら、自分が欲しいものがその店にあるかどうかわからないからです。それに、言葉巧みに高いものを買わされてしまったらどうしようと警戒しませんか?
量販店=リーズナブル、地域のお店=割高というイメージは定着してしまっています。
「どうぞご自由に見ていってください」と言われても付きまとわれたり、ちょっと手が触れると商品説明が始まったり、何も買わずに帰ろうと思うと背中にぐっと突き刺さるような視線を感じたり。「だから自由に見て回われる量販店が好きなんだよね」ということにつながったりします。常連客でない限り・よほど魅力的な何かがない限り「ふらりと小さなお店を覗く」お客様は少ないと思います。
もう一度、お客様の行動を考えてみましょう。
欲しい商品が出てきたら、スマホを使ってネットで検索します。
「ほしい商品名」を入力したり、もしくはマイクに向かって「OK、google」ってしゃべりかけるかもしれませんよね。
地域の小さなお店が生き残るには、その検索結果に「近くにある販売店」としてGoogle検索で表示されることが必須です。
そして、ホームページに来てしてもらって、お客様が欲しがっている情報を読んでもらいます。わかりやすい説明で納得いただけたとしましょう。
さらにお客様の感想も載っているし、販売価格も載っていれば、商品体験もできる案内もある。店内の様子も掲載されている。うさん臭さはないし、清潔そうだし、近い。こうなると「行ってみてもいいか」と思ってもらえる確率は格段に高まります。
この流れが今風なお客様を捉える流れです。
昔ながらに「ターゲットが欲しがるものを品揃えして、売る」のではなく「扱っている商品を欲しがっているお客様をネットの中で探す」というスタイルに変えることです。
それが今の時代、お客様を増やす最善の方法です。
お客様が欲しがっている情報を提示して「無料で試しませんか」と誘う。そして情報や姿勢に共感したお客様が来店してくれるのを待つのです。
簡単に言うな、うちにもホームページがあり、見てもらえているけど、それだけでは客が来ないぞ!とお思いでしょう。
その通り、ただ「それだけ」では集客は難しいです。
失礼ですが御社のページは 単に「商品が載ってる」だけではありませんか? だとしたらそれではAmazonには勝てません。 お客様が欲しがっている情報は何かを考えて記事を書いていますか?自分たちが扱っている商品のセールスポイントをアピールしているだけではありませんか?更新はちゃんとされていますか?
集客するにはちゃんと仕掛けをしないとうまくいきません。まず分かっていただきたいことはネットでお客様に見つけてもらうことが今の集客基本原理だということです。次回からその集客の仕掛けについてみていきたいと思います。
コメントをお書きください